3月 15, 2012

合奏・ブラス-ピッチ問題/古典-純正律系//FLと弦相性

わかりやすい まとめ直し投稿がこちら。先にお読みください。
 プロローグ(長い・・) ※他の楽器購入ページにもこのただし書きをかいたけれどアルタス社のアルタスケールについて。(フルートの音量のページにも)。過去色々なフルートの主に日本大手メーカーの物を使っていたけれど、アルタス(中古)に変えたら驚くほど ピッチのところどころで 他の楽器とぴったりで、一人での練習の曲想も自然にわいて楽しい!機会あったら是非店頭お試しを。幾つかの調で曲を吹いて「曲想がどんどんわく」のがいい音程の楽器のヒント。
木管楽器にしろ金管楽器にしろ  ほぼ平均律(現実にはストレッチト調律だそう)の音程が各音出る楽器でないと 下に紹介する 純正律っぽい音程の研究をしても、まず平均律さえ出せないし、音痴な楽器に慣れ過ぎていて  気付けない。ブラスでは先輩はうまくやれ、角度で調整するのが技術といわれたけれど訓練できるのは 全部穴をふさいだ時の楽器と口の角度と開けた音の時の、音孔開放での制御と 低音域と高音域の角度の訓練くらい。それを克服しても 弦との合奏では 弦楽器の人全員に「フルートはね」と嫌がられる。でも、ほぼ正しいスケール構造(穴の位置など)の楽器では その差が愕然だった。耳も矯正され気付けるようになり 正しい音程に慣れ直す事が出来た。過去の3年前のアルタスでない時の録音を聞くと 大違いで音痴で ショックだった。私は 弦楽器を15年ほど 途中から独学でのんびりやってきて 和音(重音)練習が少し多くなったのと ちょうど同じ時期にアルタスに変えたので、両方で効果があったかもしれない。
以前はスケールが 普通のメーカーと違うなんて邪道だ!と思って試してもいなくて大後悔。価格もハンドメイドは 新品95万前後からと安い。 アンサンブルやブラスバンドでピッチに悩んでいる人は、アルタスにすれば ただ吹くだけで ピッチが合い、ハモって「楽しくなる」のでお勧めしたい。ピッチ以外の運指などにも集中出来る。

YOUTUBEのオケ音源の好きな曲にこの楽器で合わせると、アルタスだとハモるべき所すべてでハモれるので一時病みつきになった。今までの日本の大手メーカーのFLでは 中低音域で管を、特に指を全部離す運指で いちいち回転させたり口の角度を変えていたけれど、それがほぼ必要なくなって、持った時の安定も全然 違う
「FLはアルタス以外使用禁止!」ととりあえず言っているオケの指揮者さえいるそう。

以下、ブラスバンドなどでのチューニング/皆と同じピッチに合わせる対策例
とにかく”目立つ所だけでも”平均律を正しく出せばどうにかなる!・・が出せるかというとひどく違う場面が多い 楽器選びでの限界 先輩や先生が強く勧める大手メーカーが凶!Noと言いたいけど パート内では合わなくなる!!風当り悪くなるわ・・制限が多いので 部活では2重3重の悩み。

音程感を良くする近道  普通の、改良が無い音痴な音程構造タイプの 管楽器で純正律系っぽい”ハモリ感覚”がどう発生するか理解するCDなどでの疑似合奏トレーニング

正直 使う楽器は、上記のたとえばアルタスのフルートように 正確な平均律が出る音程構造の楽器でないと、調や運指によっては 凄く神経をすり減らすけど効果が少ないので 注意!

・ソロ他、プロの弦楽器のなにかクラシック音楽のCDにあわせて、耳コピで簡単なメロディーをおおざっぱに一緒に 吹いてみる。各国のトップレベルのオケなら、弦楽器の構造上 音程が正確だから。
 簡単に耳コピ出来るところで、2楽章 または1、3楽章でもローテンポになった所など速すぎないテンポの所などで“歌う“部分を主に選んでやる。曲のある部分のソロのパートをやっているすべての楽器と合わせてみる。
※使うCDは、管楽器はプロの演奏でも 特定の音で”音痴”な部分がどうしてもあるので、できれば弦楽器が多い構成のもので。弦楽器は平均律から”離れた”より響きが良い音を出す。それらにあえて管楽器でにごりのない音で合わせてみる。
これでまず手持ちの楽器の ピッチ上の限界を知る。クセまではわからなくても この楽器は 変なピッチの音が出る時がある という意識をまず持つ事!大事な長い音符を吹く場面で 「ffでは 酷いピッチの音だけど 譜面にffとあるから その通りに吹く」という大間違いは 避けられる。

・高いか低いか見当がつかない新入生ならブラスバンドなどでは学校所有のチューナーをパートで一定期間貸りるのもいいと思う。ピッチが正しいか、どんなに音程的に耳が出来ていなくても 初心者の第一段階としては 目で一度確かめた方がいい。あとは言われたら下げる、上げるで充分!私の先輩の中には上げる下げるを反対に指定してきたり、高いと差せとか誤信している人もいた。もし 先輩の間違いの確信がありうるさいのなら、「これでいいですか?」と皆の前で確認する事。OKと言えば先輩の責任になるから。先輩やブラスの担当者は 責任感と自信はあるけど、技術面で混乱させられる事も時にある。とりあえず先輩に言われるとおりやって 周りと ぶつからない”適当”な音を出しておく。
フルートが始めての学年の人は楽器の癖そのままに素直に吹くので、アルタスとか正確なピッチの取れる楽器でない場合、特に解放(押さえていない)の音孔(穴)が多い音では滅茶苦茶で ショックを受けると思う。

合奏前のピッチ合わせ まず楽器を吹いて温める。吹けないなら手で。冬で普通のカイロならずっと当てるのでなければまあOK、でもストーブは厳禁。下にも書いたけど 楽器に癖があれば特に、合奏前にチューナーで
キーを押さない(穴解放の)音のピッチと、そうでない音の間を取る(充分息で温めた楽器で)。しかし・・・フルートのレガシースケール(アルタスみたいな位置改良の音孔でない)では悩ましい。下から2番目のド♯は音程がバカ高なので、他との間をとれば 他の多くの正しい音程を大きく狂わせる事になる。この音がどうにか管を回して出る程度にチューニングすればいいだろう。
音域ごとの差異の間を取る。これはすぐ下に書いたストレッチトの問題。 私の経験では フルートはほぼこの問題は無かった。リード楽器で管内の容量の大きい低音楽器で特に 音程が音域ごとの差が大きくなる問題が酷かった。ブラスでクラがよくやっているのは ド(クラで言うド)-ソ-ド-と、低いド、完全5度(ドにたいしソ)でも合わせ、さらにその上のドを出す方法。スーパーマンという映画の出だし、テーマ。私は最初 クラパート全員が ふざけてるのかと思った。

高/低両方の音域を 程々に間を取りチューナーに合うように間を取る方法。この方法はかなり合奏で効果的。 ただし・・ソロがある人、1番(1st)とハモらなければいけない2番(2nd)、3番(3rd)はよりその音域を中心に合わせた方がいい(必須)場合がある。何曲か演奏するなら 他の曲で合わなくなる事も起こり、どっちにしようか悩みになる事も。

重要 次に椅子をもってきて座ってピッチを確認多少なりとも変わっているはず。これが本番のピッチ。

平均律だダメな場合にしろ、ストレッチトの問題にしろ、なんだか分からないけどどうしても周りと合わない時は やはりとりあえず小さめに吹いている。酷い場合吹いているふりをした方がいい場合さえ・・ほんとに。 ブラスなど弦が入らない合奏で、高い音域で長い音で吹く FLなどの楽器は 他には少ないので、他とぶつからないので 自分だけどんどんピッチを高く吹いてしまう事も起こる。これはジャズ含め何人かフルートの人がやってクセになってしまっているのを見た。 ピッチ狂いの特徴はピッコロも同傾向(特定の音が高く特定の音が低い)なので、一見 FLの同族内で「私たちは 調和してるので ピッチに問題はない」と堂々と思ってしまう。でもヴァイオリンなど含む編成だと「FLは超が付く音痴な楽器」と、諦められている。弦の人達は 管楽器の音程感覚が 最も重要な練習の一つだと どうも本気で思っている。そのくらいに酷いが、私も弦楽器を十年以上やってからやっと わかってきた。だからどれくらい厳密でない音程構造のフルートが音痴なのかわかっていないFLプレーヤーが多い。
管楽器の凶 平均律問題とは また別の ”ストレッチト”の問題 
音域ごとの高め低めのピッチの差異の ”間を取ってチューニング”する理由は 金管も含む管楽器は”ストレッチ(ト)”調律という 高い方はより高い(低い方はより低い)音の出方をするからだそう。ちなみに従来からの生ピアノは(管楽器を模して?)このストレッチトでチューニングされるそう。ストレッチトは 近年の割と高額なキーボードでも ピアノ音色がこれで、平均律(イコール)とはちがう。ポップスにつかうエレピ音は最初からイコールになっているし合う。特に重いピアノタッチのキーボードなら大抵変えられる。
ストレッチトの問題は、経験から言うと、特に管内容積の少ないフルートでは 容積が大きな木管楽器より この問題は明らかに出にくいし小さい容積が大きくストレッチト的な容積問題の大きい低音リード楽器ではアンブッシャーなどではにっちもさっちもいかなかった。チューナーで大差が出るくらい低音域ほどは低く、高音域ほど高く出る。ピッチのコントロールが 曲、特に中音域から離れた音域と 調によって求められる音程 によっては とても困難な音程がある宿命。ソロ(単楽器&ピアノ)でない場合には顕著かもしれない。楽器の個体差/メーカーごとの作りで、合奏にピッチ的にアウトなものもある。大抵ピッチ直しの改造は無理。 これらはやはりソロではわからない問題。この問題が大きい楽器を買ったリード楽器の人で「買い替えなきゃレギュラーから落とす」と担当に言われた人も見た。  経験から覚えている範囲では 安い量産ラインナップのヤマハ製は この面はちょっとひどかった。ブラスでも みんなほぼこの楽器で「高音に従い管を必ず回すもの」が結果的に 一つのルールのようなものだった。たまにでなく常に回すという・・。そんな事をいちいちやったら他がなおざりになるけどブラスではそれでやっていける曲レベルばかりだったんだと思う。  ちなみにアルタスでは回さない。ヤマハは2つ使い1つ目はマウスピース超大穴、でも2つめはそんなではなかったような・・大昔だけれど・・なので やはり全体の容積バランスの問題だったかもしれない。
私が使用していて 周りと合わなくていつも苦労する構造の楽器があったけれど、その楽器はピッチを443で合奏するとどの音域もジャストになる構造だったなんてこともあった。高音域(ストレッチトの問題)、または キーを殆どふさいでいない時に、大きな問題が出た。

上記の普通のオケ曲などのCDと合わせる練習の場合、一見ピッチが合うようになったようでも 録音しないと実は分からない部分が大きい。録音を再生すると愕然とするかもしれない。録音を聞くと、日によっても ぴったり合う日とそうでない日がある。精密な感覚が習得できるものかというよりは 練習時間をちゃんととっているかのほうが どうも大きいイメージ。

また、ハナからピッチを合わせるのは 楽器の特性にもよるが さらに難しい部分もある。選曲で1曲目に厳密な 繊細なピッチを求める曲をやるのは間違い。私は ピッチが落ち着かない段階では軽く息を吹き込んで、つまり周りの他のパートなど誰かの音を基準にして、チューニングするのもとても有効。周りの”全体ピッチ”も、1曲目では楽器が暖まっていない為 安定して決まっていない事も考慮し、「最初合ってたのにどうも合っていない」なら”少しづつ”調整した方が安全。調整するのは アーティキュレーションの頭など、音にアタックがある部分でなら目立たない。長い音の時にはやりづらい。

2ndなどハモリパートも部分でいいから CDと一緒に吹いてみるのもいい。そのうち調性の変化もわかってきたり、音程以外にも色々鍛えられるのでとてもお勧め。 合奏練習の時の録音は おさらいに楽で最適!!

参考練習 スケールC(ハ長調)を 古楽(純正律系)っぽく! ただし  現実にできるとすれば 昔のピッチの楽器でしか出来ない。 大抵の管楽器では どう頑張ってもピッチは真似しても”きもち”程度。努力ではどうにもならない。 それにブラスの合奏で自分以外の管楽器も 古楽でなく平均律のためなのに「レガシーなスケール」構造だろうから 「全員音痴」な楽器を使う中で「私も音痴」な楽器 という認識を!

古楽の音程、ウルフについては 他の古楽楽器感想のページに移しました。

トレーニング方法 いい”音程どり”のめやすに。一般的に使用頻度が多い、例えばCの長調スケールだけでトレーニングすればOK。ブラスをやっている人などでは 実際使う調では・・ソロ曲でも多いけど ブラスで頻繁に使う「♭1~3つ」位も、たとえばシの♭から始めてみるといい。1回やれば充分。もう感覚は身に付いているから。楽器のピッチのクセでどうにもならないのは普通だけど それを知るだけでも大事。短調は特にやらなくていい。 でも 弦楽器でなければ 楽器のピッチ的不器用さが 音程をちょっと変えようとしても致命的なのが分かるはず。アルタススケールの楽器とかならある程度は可能かもしれない。でもこれがすごく経験になる。自分の楽器のピッチがいかにいいかげんで、かといってだいたいの正しい感覚は ピアノなどを時々弾いてつかまなくてはならない。でも同じように周りの管楽器のピッチも みんなめちゃめちゃで、部分的にだけ合っている状態。金管で特定の音が常に低い構造、なんて常識。合奏なんて妥協!!
だから指導者が少ない楽器しか経験が無く、そのような楽器の”事情””宿命”がわからない人だと、ピッチが合わない時に 原因が分からず神経質になって 誰かをつるし上げにしたりする。現実にはつるし上げしようとしまいと、どのみち時間、具体的には部員の”耳”自体が合奏を何回もする事で解決する。簡単に言うと わざわざ不快な音を 毎回出さないようになる。あるピッチ上困難な部分があれば「どっちかのピッチをもう一方に合わせた」「酷い方に 正しい方が”ずらして”合わせた」は大正解な場合も普通にあると思っていい。作曲者の望む 調整は 「音楽的/表現面」で、機械のチューナーにぴっちり全員全ての音で合わせるなんて事は 特定の現代音楽でもなければ 全く求めない。楽器の構造、長所/弱点を頭にいれないと 不可能な事にあえて時間を食う無駄な事になる。

だから妥協の意味でも”耳で”合わせる必要がある。まずピアノなどで正しい平均律感覚の取得/または感覚を身につけつつ、平均律にさえならない音程の音/周りと合奏で不調和になる音程の音は  チューナーなしで 耳でジャスト感/違和感がわかるようにならなくてはいけない。

以下の内容は、「運指どおりでも周りを合わせられない/出せない音があった」と感覚的に体験した人だけに見てもらいたい。
管楽器などだけを使ってCのスケールで、レとミの幅を大きくとるか 小さく取るか、工夫すると純粋音程的な和音になった時”きれい”な響きになる方法があるので紹介する。正直 単音楽器では気休めにしかならない部分もあるかもしれない。純粋音程で綺麗に響くのは隣の音との響きなので、科学的な結果 スケール上のこの2つの音程に 平均律との差異が大きいという事を 意識してのシミュレーションミ自体は 純正律では 平均律に近く”高め”で、ピッチ的には変わらないというネット情報も。つまり”レをちょっと下げめに”のほうが正しいかも知れない。

・長調(ミがピッチ上でなく実際に♭しない)だけでOK(感覚が身に付く)。
・それをスケールのハ長調内で、安定していつも吹けるようにする。スケールを下ったときも同じ感じで吹く。アルペジオ(ドミソドミソ)も上行下降で。メロディーも 他のフレーズでも試してみる。
※短調はやらなくても C長調(メジャー)スケールのミについては 平均律と結果同じなようなので3度と5度の関係が 多分 短調のそれと同じ。

・純粋音程は 単に和音で”ハモる”音程取り、感覚!「合奏を沢山やる」だけで、例え正しい平均律が出ない楽器でも、ハモらせる感覚が身に付くので、音痴でない指導者やリーダーの元なら これが一番正解!!

平均律と共通の 感覚トレーニング例 スケールとしては多少のずれは発生するけれど、たとえばドから始まって ”レ--小さい山”、”シ--レより起伏/勾配は変わらないけれど 標高が高い所の山”を、表現出来れば、そして 全体的に整った”山”らしくなっているかどうか。
ネットの情報によると、理論上の純正律でピアノを作ると、上行用のドと下降用のドの2つが必要になってしまうが、実際に 古典派の演奏家が使った純正律は それを”慣らした”ものだそう。だから純正律といえども使っているのは”もどき”。私は弦楽器もやっているけれど、弦楽器で「完璧なくらいのいい音取り」でスケールをやって上行したり戻ってきたりすると、たとえばスケールを出発した時の音程との差が 解放弦や押さえる位置と比べて 凄く大きくなりやすいとかが分かる時があった。ネットで調べた情報では 理屈上の純正律では「下降した時に上行の出発よりピッチが低めになる」ものだかららしい。

私の場合の段階的レベルアップ どちらの調律にしてもスケール(音階練習)を上がったり下がったりいい音で音程をとると、まず「常に全体を低くピッチを取ることで 基準点などが”感覚的”に出来た」。なぜかは良く分からない。この方法は私だけかもしれない。私の場合、その音程を取る基準ができれば ほぼ安定性が出来上がった。そこから自然に その定位から”上げる”ようなイメージで音程が安定し、平均律に近い音程が安定した。声楽(Vo)もこれは同様らしい。 


ー 手持ちの楽器の癖は どの程度? ー
低い方~高い方まで、チューナーが空いている時に (♮の)ドレミファソラシドすべて、じっくり一通り 普通の息で吹いてみるといい

まず最初に中音域内の音をそれぞれ 吹いてみる。 ①通常チューニングで使う 中音域のAやB♭(フルートは構造的に全キーopen状態にかなり近いのでB♭よりAの方がいい)だけを まず合わせる。息やアンブッシャー(口の形)は 通常の吹き方のままで、調節は管の抜き差しだけで行う。
②チューナーでぴったりになったら、中音域の各音ドレミファソラシ(ド)を1音ずつ吹いてみる。ここからは一切 管の抜き差しもせず、”高くなる音”や”低くなる音”があるかを見る。
酷く上下する音があれば覚えておいた方がいい。次に試す 他の音域でも問題が出る事が多い。

③次に、高音域のドレミファソラシ(ド)、低音域のドレミファソラシ(ド)を、チューナーで吹いてみる。木管楽器でもリード楽器では 低音域が高く、または高音域が低くなることは多い。管楽器は構造的に上に書いた”ストレッチ(ト)”という、平均律でない上の音域が高く下の音域が低くなる 音程の構造になりやすいよう。
一番ずれる音域と中間を取る感覚で。
・自分のSoloがある部分のピッチを重視するか
・小節数としては多い、”周りとの調和”を重視する方法
      のどちらかを選ぶ必要がある。
そこそこまともなブラスバンドなら、Solo部分では 多少のずれは周りが音量などで遠慮しフォローする ので、そんなに気にしなくていい。ただ、1stと2ndなどで 同時にハモっているSoloの場合は、不興になる音/音域の問題は大きいかもしれない。
ブラスではピアニッシモ(pp)でのSoloがピッチが低くなり悩ましく、ジャズでは 逆にFFでのSoloのハーモニーなどが問題だろう。
ppについては マウスピースを 演奏中に少しだけ直すか、大音量部分は 同パートや他の人に任せる、と割り切る事も必要かもしれない。

※リードは人工のレジェール(白い半透明)などを使うと 音域ごとのピッチの問題が酷くなるかもしれない。人工ならファイブラセル(人工だがアシに近い)なら許容範囲なので お勧めする。

どちらにしても 合奏で演奏が始まって”あれ?自分が周りより明らかに高い(または低い)”と気付いたら、マウスピースを再調整、再再調整するのが正解。 合奏練習中なら、何回失敗してもいいので、どの程度 マウスピースや管を抜き差しすればいいか 調整の感じをつかもう。これも練習のうち。いかにも合っていない場合に”いじるな”という顧問がいるとすれば 先生が演奏経験不足。ありがちな、極論で得意になっているバカな指導者もいる。ピアノと合わせているぶんには問題は出ないけれど、吹奏楽でもソロやソロパートとの和音付け・ハモリで、相当の困難を味わう人もいると思う。吹奏楽の担当に 中途半端に知識があり、しかし管楽器の構造特性を知らない場合、説明もなく怒られる事もあるだろう。

吹奏楽ではソロのパートがどんどん移るけれど 中心となるヘルツはある所でたかだか数小節で決まり、ある意味”誰もがソロではない”とも言える。なので、曲が変わったごと(特に調性が変わった時)などに 周りのピッチと自分がだいたい合っているかを できれば注視し直さなければならない。
そうしないと、合っていない場合に ソロをやったら その他多数-伴奏側がピッチを合わせない状態で、ソロ側の時分が 汚い音でぶち壊してしまう。こういう失敗は ”大きな本番以外で”何回か経験しておかなくてはならない。失敗したことがない人が崩れると、持ち直せなくてすごい破壊力。失敗も技術の上達課程。
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上記のストレッチトで音域でピッチが違うなど 構造上クセ/問題がある楽器の場合、長い音で/曲(調)によって/出だしなど 目立つ音だけでも、替え指を練習時から常に使うようにする事も場合によっては必要。替え指を使うのはプロだけだと思うかもしれないし、まだ変え指を覚える段階ではないかもしれないけれど、必要な場面はある。フォルテ気味にふいたりピアノ気味にふいても、ピッチは変わるもの。2年もすれば、吹き方で多少変える事が自然に出来るようになるが、早い音の曲ではそんなコントロールは出来ないので、楽器の「酷い音をどうにかする為の」セッティングが最重要。

ある程度楽器の音が出せるようになって安定してきたら 合奏前にチューナーで合わせる時は、普通に吹いてみて チューナーと合わないからと、口の角度/構えなどをその場で変えて合わせてはいけない。必ず管長で調整する事。(レッスンについていない独学の人はピッチについても 特別ひどい癖がある場合も)。
個人練習で、チューナーを見ながら上や下から音階を吹いてみて、楽器に問題が見つかる場合は多い。例えば下(うわずりやすい)のドがぴったり合っても上のドや さらに上のドとその周辺が低くなる(ありがちな)楽器なら、まず楽器の癖を認識しておく。

合う音どれかをぴったり合わせず、全体の音域のずれを最低限に、また よく使う音域を 最重視する事を考える。音のずれをほぼ補正可能な範囲にする事&最悪アンブッシャーでの操作が出来る範囲でチューニングする。楽器により、ほんの特定の1,2音(と場合によりそのオクターブ)だけが低い事もあるが、その場合には音を小さい/短い音で吹く/または非常にシビアなら誰かにまかせて吹かない ほうがいいだろう。
長い音では 変え指を使う事も有効。

全体練習時に、少しピッチ高めのセッティングにしたり、かなり高めにしたりした状態で高音低音を それぞれ合奏中(本番以外)に試してみるといい。高低音でのコントロール難易度の違いも含め、感覚でそのうち対応できるようになる。周りに多少ヘンがられるかもしれないが、”試している”とちゃんと説明しよう。

これらに加え、管の各所を少し抜いたり、マウスピース変更だけで調整出来る部分もある。(どういう傾向のマウスピースならどうなるか、は個人練習の際に見当をつけよう!) また、プラスチックのリードは木のリードのピッチとはっきり違うので ピッチの悪い楽器と組み合わせると 合奏でプレー時 そうとう考慮しないと問題が出やすい。周りにおおざっぱなピッチの人がいると 余計・・。でもリードの裏にビニール処理をしただけの半加工のリードなどは、そんなに問題はない(合奏するレベルにもよるかも・・)。

本番では ピッチの問題はより大きくなる事も考えられる。弦楽器はもちろん、もっと過酷な ”野外も冷え切った体育館も普通”のブラスでは温度他で起こりうるし、出す前の楽器をしまっている楽屋とも環境は変わる。現状はしらないけれど使用者が多いヤマハの木のクラは 選定が悪く必ず割れるっていうのを聞くけれど ブラスにいる”本当に木で出来た現代では数少ない木管”なので 本当に同情する。
コンクールの会場などは”乾燥しすぎ”が多い。管楽器は 唇の荒れで 皮が 浮いたりする位置によっては音が位置を調整しただけでは全く出なくなり恐怖!リップクリームを特に本番近くなったらつける事!  楽器自体は この点では大丈夫。一番大変そうなのは ティンパニーやコントラバスなど大きな楽器じゃないかな 乾燥して胴体の長さが大きく変わり 当然弦の長さも関係し、駒もフィットしなくなり駒の位置を(足元だけでいい)調整しないと 酷く音が小さくなるはず。最初のチューニングがかつてないほど合わせられなく狂うような事を ヴァイオリンでも経験した。Viでも狂いは 調整不可能かと思うくらい変化して 酷かった。大太鼓、ティンパニーなど化繊の皮を貼った弦楽器も怪しい。輸送の振動もあるかもしれないけど 見たことのないくらい 苦労して上級生にやってもらっていたのを見た。
あくまで 例として、メロディー楽器他が会場の温度でピッチが変わって、みんなのピッチが自然にそれに合わせてどんどん変わる等、演奏中のピッチが変わる事は普通。吹奏楽などで まともなレベルの団体なら、プレイが経過し 1曲くらい終わるころには 皆のピッチが どうにか間をとったところに自然に寄って合う。そこで上がり過ぎ 下がり過ぎになって、はじかれる楽器もあるかもしれない。 昔 私の練習を手伝ってくれた 知りあいのプロオケのメンバーに聴いた所では、世界で当時トップのオーストリアのオケは、全体のピッチがそうなっても 皆 対応できる、自分たちはできないからすごい と言っていた。
木管楽器で起こりやすい傾向  ー穴を解放した状態に近い程 うわずるー
特に 従来からのスケール構造(つまりアルタススケールとかでない)の普通のFL全部が持つ 機構的なピッチの問題(常に少し上っている特定音など)がある。同じ楽器どおしのパート練習では 全員がある特定の音で お互い狂っているのに耳が慣れてしまっている。全体練習するまで 一切ピッチの問題は出なかったりする。楽器の特徴を知らない指揮者は、あるFLの”ド”を良く使うソロで ピッチの狂いを感じても、FLの”ド”が構造上ほぼ必ず狂っている事を知らず、パート練習をしていない他のパートを疑ってしまったり、またはピッチを下げろと言うだろう。
しかしそんな事をすれば上の方のド以外、つまり殆どの音のピッチはみんな下がってしまう。指揮者もレベルがまちまちで、リーダーとして問題ある場合もよくある。ヘタに何か楽器の経験があるとかえって良くない事も。弦は管のピッチや息継ぎの”宿命”がわからず、木管は金管のさらなる音痴を「ヘタ」「ど下手」と見ている。治るものと思っているのが間違い。妥協と上手くやり凄す事のほうが求められる。曲の選択にしても。

管理人の学生時代、単一の楽器のパートで 先輩の”ご指導”の元でピッチを完璧にあわせたら、いざ合奏で パート全員が ピッチがとんでもなくミスマッチでNG、またここで「すぐ直して!」と先輩が言う、という事があった。
結局先輩も数年やったくらいでは 音楽や合奏についてたいしてわかっていない。例えば 先輩たちはリードの付け方も 初心者への指導くらいしか出来ないレベルの癖に、さらに自分の好みの設定を押しつけ、自分と同じ系統のプレーヤーでなければ、「あなたはダメ、大会に出るな」と言ったり。大会のメンバー決めは、担当が相当未熟でもなければ 先輩が決める事ではない。やっぱり学生は子供で、”好み”最優先になりがち。 
実際に合奏を始めた時/合奏中に合わないのは、管のコンディション(空気容量)が温度変化で変わってくる為(FL以外も)/または自分や他の楽器が、Aや♭Bで合っていても、全体的な本当の中心ピッチがずれている為。 曲の中心音域/使用する調性/頻出する音(楽器ごとの問題)により、不一致が大きくなる事も。

ジャズ、オケなど、ギターや弦楽器が入る場合は、数曲のプレイで音が酷く狂う為、もっとチューナーの値に厳密なので、上記とちょっと違うだろう。

悪い例 いい加減な先輩/友人の 自信過剰やご指導等 に注意!
ピッチについて 平気で間違ったことを言う人がいる。そのアマ(知人)とは 趣味の団体で良く一緒に合奏をしていた。パート内はいつも皆の音が合っていなかった。知人は練習の合奏中も常にチューナーを見ていた。そんなに厳密に合わせているなら、こっちがおかしいんだろうとずーっと思い、管理人がずれているんだと思っていた。
なので、指導者がパートのピッチがおかしいと言われると、管理人は積極的に”多分私です”と謝った位。管理人の楽器をどうにかしろ(有名メーカーに買い替えろ)とまで言ってきて参ったが、管理人の楽器は、買う前にもすべての音で チェックはしている(同じメーカーでもアジアだと○×激しい)し、再度すべての音域でチューナーで確認したが、一般的な範囲で問題はなかった。

管理人はピッチを いつもその知人にぴったり合うよう修正するが、そうするとなぜか もっと周りと合わなくなる(反対隣や大多数の音に合わなくなる)事に 気がついた。あるとき本番で、その知り合いが1人完全にピッチで浮いてしまっていたが、いつになっても修正してくれないという事件があった。

当日その後、知人が全く問題に気が付いていない事に驚いたが、数日後になって、その人は録音(音源)を聞いて、音の酷いずれが分かって かなり落ち込んでいた。チューナーに頼って大きなずれさえもわからない耳の持ち主だった。ただ、録音では確かにピッチについてはプレー中よりよくわかる。中級者までは自分のレベルUPに必要。
上昇時にいちばんいいピッチなど、色々なピッチを演奏中は 使い続けているそう。(当件に関係ない完全5度調弦関連が殆ど)外部他サイトhttp://amateurorchestra.blogspot.jp/2012/05/blog-post_9785.html#more

平均律で検索を。下の方 http://www11.plala.or.jp/kita-kew/MUSIC/Equipment.html

・・・・それで、昔管理人が所属していた、多少大会で強かったブラバンで、先生が”演奏中にはチューナーに合わせるな!耳で合わせなさい”と全員に注意していた事を思い出した。ブラバンの合奏ではピッチは最初 厳格に441(2)に合わせた時のピッチのままではなく、個々の楽器の温度変化で ほぼ”必ず”変わっていっていると思う。

練習などでは大抵、ほんの少しのウォーミングアップがあるかないかで曲が始まる。いったん吹かない時間の後だったり、チューナーの順番待ちで もう冷えた楽器でチューニングする人、逆の人。低音側など大きな楽器は楽器全体がなかなか温まらず、特に影響があるだろう。そんなふうに、プレーで全員のピッチが演奏前と 既に変わっている中で、一人だけチューナーに厳格に合わせれば、当然逆に不響になる。

”チューナーと合っている自分が正しい”⇒さらに合わなくなると”自分だけが正しい”という、”(耳で)皆とずれていて当然”というとんでもない癖(と間違った優越感)がついてしまったよう。この人は見た目より反抗的な人だったらしい(笑)
現在管理人はこの知人がいた団体は辞めたが、現在の別の団体でのぴったりピッチに時々ほっとする。やっぱハモらないとね。前の団体では気持ち悪いピッチが普通で、ハモるなんてほぼなかった。こういう、堂々とした迷惑な人がいたのが、前の所をやめた理由かな、と思った。

*********** 第二の問題 一番響きの美しい音程取りである”純正律系”で音を出す楽器と 平均律さえ出せない楽器が合奏すると・・ 特に一部のひねった和音での酷い不興  **********
純正律で音を出せる”弦楽器”については、別サイトをご参考に!
解放弦を古典からの完全5度-完全5度での調弦での 平均律音楽との問題について 私のヴァイオリン別サイトhttp://jazzrepo.blogspot.jp/2012/04/5ng.html

私は他でも書いていますが アルタスという解決策です。でも 現状では ヤマハやムラマツ、サンキョウなど日本の一般的な大手の楽器では 音程面での改良が 遅れている 古い音程構造です。バッハやモーツアルトなどの”純正律(寄り)”の時代につくられた楽器からの改良が不足しています。このスケール構造だと pppやff の時や 曲の調性など特に組み合わせにより、平均律から酷くずれたピッチで音が出ます。
ソロでは伴奏の(平均律の)ピアノとは不協和音にならないので気が付きません。ピアノ側は狂っていないから、両方狂っている事態にはならないからです。そんなに大きな差にならないので、合奏して初めて「なんで他の楽器と 時々酷く合わないんだろう?」というふうになります。
管楽器で指で押さえる場所が少ない運指(高い/真ん中のド付近)などは、意識して管の角度や口の角度で変える事も一つの習得すべき技術ではありますが、限界が大きく 第一 本来 無駄な作業です。とにかく従来の音程構造のフルートでは 平均律とピッチがずれすぎていて 早い運指などで 正しい平均律が保てなくなるのです。
弦楽器との合奏では 平均律以上に上下するピッチが最適でそれを求められる時さえ恐らくあります。というより それに近くないと ウルフという”ワ-ンワ-ン”という濁りが出るのです。最低でも 楽器が平均律の音程を 各音域で正しく出せる事が必須になります。

また、さらにフルートが目立つ場面だと ピッチが酷い部分では 必死に調整し続ける羽目になるので 当然 運指や表現の指定などに 集中出来なくなります。これらはソロだけをやっていると全く分からないのですが。

フルートだけ何十年とやっていれば 楽器のクセと合奏の全員のピッチの”間を取る”技術はUPします。でも精密なピッチについては 思っているより管楽器奏者の耳は正確ではないようです。弦楽器は 毎日のチューニングで 440の音叉を使い、1秒に何回揺れがあるかで441、2などに合わせます。ヴァイオリン1つでも低音、高音弦で チューニングの仕方は違います。そして曲ではフレット無しで和音も続けざまに出したり 耳が鍛えられます。だから10年もやっていれば、耳は良くなります。厳密な耳を生かして調律の免許を取る人も時々います。
でも 私の経験からして、フルートで ムラマツなどピッチが大雑把なものを使っていた時は、弦を15年やってもいたけれど フルートのほうでおかしい音を何度も自分で吹いて聴いているうちに 耳が落ち着かず とんでもない音を出していた事がありました。ヴァイオリンの方も悪影響で ピッチが定まったと思うと不安定、を なぜか繰り返していました。

近年の音楽、特にドビュッシー以降の 純正律時代よりも”和音が多い” ”平均律の”音楽、またブラスバンドの曲では 酷く”音痴”な面である「ウルフ」が 主に楽器の特性でちょっとピッチが不正確なだけで出てしまう事が多々あります。たとえば モーツアルトやバッハには、ショパンのような  ひねった和音や不思議な和音は 非常に少ないですが これは平均律になった事で 新しい和音、さらにそれを使った 多和音/コード進行が可能にしたサウンドです。平均律になると全部の音が平均律に近い事が必須になりますが、管楽器はまだその段階まで 度合いは 違っても到達していないのです。

余談 平均律をピアノに設定してみたら ピアノ曲が strechedよりも小ウルフ発生も!! 最近、キーボードで 私はピアノの標準的なチューニング方法であるstrechedを平均律に変えてみたところ、面白い問題が起きました。ショパンの ある人気のバラードで ペダルを長めに踏んでも一般的には 大丈夫なところで かえって気になるレベルの小ウルフが発生!もとに戻したらウルフは出るものの うねり回数が減り ”寝言”程度でした!少しの差なんですが。デジタルのピアノタイプのキーボードは 倍音なども忠実で 人のチューニングより正確そうで とても面白いです。どこかのページで書いた、加湿器と共鳴してピッチが狂うのもそのせいかも。2人で狂った音を確認しました。

ショパンやドビュッシーは 曲の要素として 「”感覚”の移行」が 主体で、音の変化が目まぐるしい部分が 例えれば色や形が変わるビルのライティング/イリュージョンや 形が変わる噴水のようです。アドベンチャー映画やジェットコースターや ディズニーランドのアトラクションの乗り物で 「次に何が起こるか?」という、次々に 興味をひかれるフレーズが出てきます。
この手の曲の「美しさ」については、何か心に染み入る美しさなど ナチュラルで 暗い部分についても 自然に 曲になじんでいて、純正律系の曲で多い 「ここから暗いぞ!」と突き落とすような感じは ないようにも思います。

純正律系は 長調の明るさ、短調の部分には はっきりした境目があり いきなりいかにも暗く大げさなくらい「ドーンと暗い」、気持ちをそちらへ駆り立てる感じがあったりする事が多いかも知れない。こちらは たとえればポスター。絵画のようなベートーベンの田園だったり、 いかにポスターのサイズが大きいかとか、または 迫力勝負で ちょっと「驚かせる」部分で勝負するときもありそうです。ソロ部分が少ない曲は テーマの繰り返しが マンネリになりがちですね。

純正率系が最もハモって美しいのが弦楽四重奏。たとえば上行下降で「一番綺麗な音程取り」で平均律がずれていき、それを経験的に毎度直しています。フルートはそれに加われません。平均律さえ 出せない 旧スケール構造なので お互いに違和感しかないのです。この旧スケール構造を日本の大手が作っているのが問題です。もうそろそろ指回りでなく、”酷い音程”直してほしいです。

弦とのアンサンブル、オーケストラで、ロマン派などでも 不興和音がどうしても出やすい、しかも目立ちやすい譜面もあります。有名な作曲家は 弦の経験はあれど どうも管楽器奏者は少ないんじゃないかと思います。そういう所のソロは 相当神経すり減らす事になります。簡単に言うと 現在普及している”古い”音程の設計では、フルートは 木管楽器同士でしか 和音が合わないのです。ハモりそうなところも 大抵それどころではなくなってしまいます。いい変え指がある時ばかりではありません。

また、音程がより精密で正しい楽器を使う事でフルートなど単音楽器でも 表現にこだわる人なら曲想がわきます。これは試奏で吹き比べだけで分かります。精密な平均律の”アルタス社製”フルートについて言えば、他のページにも書きましたが 趣味で音楽をいくつかやる身内を 連れて試奏したら、「表現の豊かさが増した」と全くこちらが思っていたのと同じ事を言われ、また”華やか”とも言われました。
アルタスは”音が明るい”と言う人もいますが、”ピッチが高く出るべき場所でしっかり出ている”と言う事だと思います。低く出る場所も正確に出るから 対照的にそう感じるのではないかとも思います。

ジャズでの平均律について http://jazzrepo.blogspot.jp/2012/04/5ng.html
この外部サイトの作曲者木下牧子さんのホームページ(新規移行前)で非常に的確な事をインタビューで言っている。ハモれそうな時だけハモる。=純正(ハモり)でいけそうなところだけ純正で!という言葉。http://www.asahi-net.or.jp/~az4m-knst/qa_bucknumber/jyunseiritu.html

楽器でも 理論でなく感覚でいけば、純正のスケールを学術的に知っているより 安全でいい、という事。とにかく色んな和音を、沢山練習して感覚として身につける事が大切!

近年のブラスバンドなどは”平均律”での演奏のために作られた音楽。ピッチを意識的に個人練習し、”最善な音程幅”にして、自信をもってブラスで合奏したら、皆と音が合わない問題が発生して、自分のピッチが意外にまだ習得出来ていなかったのか と、がっくり落ち込むパターンもあるかもしれない。
それは よく練習し耳を鍛えたために、純正律(純粋音程幅の)スケールを習得した結果の”衝突”だろう。純正律を平均律用の和音を含む曲で出すと、平均律特有の和音と衝突し非常に汚い不興和音が出てしまう現象が起きてしまう。

知人のプロオケの人や調律関係のサイトによると、 平均律との良く分かる大きい違いは、各調の3度らしい。音階練習では(ドからきて)レとミの幅を はっきりクリアに取ると、古典クラシックの純正律(ミがレに対し主張がありきれいに響く)になる。短調では3度を広めにとか狭めにとかも あるらしい。
でもやっぱり音楽は 理屈、理論(後から分析の結果でしかない)から先に考えると 逆に大きく間違いがち。平均律のミは 他の調律と比べて高めなのでそのままで、結果的にレだけ低めになっていれば多分正解っぽい。

ピッチの問題をもったFL,ソロViなどの高音楽器のプレーヤーは、ジャンル問わずセミプロにも普通にいる。音域が高いから誰ともぶつからない為、音によりどんどん高く吹いてしまう恐れ。
管理人は 特にジャズのジャンルを始めてから、やっとかなり自分のピッチがひどい事がわかった・・まずその日の合わせ1曲目で周りから言われる。演奏中は分からなかったが、後から録音で聴くと 同じ自分の耳なのに、明らかにピッチが酷かったとわかる。
************FLと弦の相性************
管理人は昔、モーツアルトのフルート4重奏を1番ヴァイオリン抜きで、一時お遊びでプロオケの人や引退した老人達と やっていたが、PTP(プラチナメッキ、非常に厚く響く)管のFLはどうしても弦楽器と響きが合わなかった。他のヴァイオリンさんとそこらへんの曲で2重奏をしたこともあるが、やはり常に違和感があった。銀では管理人は 弦と合奏した事が無いけれど、金属の中では一番合うという意見もあるよう。音量/特にディレイ(響き)的にはやはり高純度銀位だろう。
管理人の別投稿の金属素材のページ(右フレーム⇒にリンク有、ボランティアなどには最低限・・)にも書いたが、金は18Kくらい濃くなると、弦とは音量の少ないシーンで最悪。

音量面でも古典は 作曲当初木製管、非常に小さかった。PPでFLだけ吹く場合を除き、合奏では唯一十分な音量がある高音部分だけが FLとして重要な役割だっただろう。
↓ブラームスの例。ここでは本体は銀。2:23で2本とも本体は銀。1STはマウスピースにだけ違う素材を使っている。05 Brahms Violin Concerto, Julia Fischer (Violin) - 3rd Movement ジュリアフィッシャーでのViコンチェルト。http://www.youtube.com/watch?v=bOx0eKhD9f0&NR=1&feature=endscreen
 
逆に、先程紹介した別ページにも書いたが、ピアノとのソロでは上記の相性の問題がなく、低音の迫力(低音域でピアノに負けない音量)や、フレージング/音のまとまりやすさ+聴き手を優雅な気持ちにさせてくれる響き という点で、やはりマウスやパーツだけでも金が助けになる部分が大きい。

弦との相性だけを考えると最悪だけれども、各国のソリストに多い例は、オケとのソロでも18金(←とても濃い金製管)を使い、”金の優雅さ/重厚な音/大音量”を売りにしているプレーヤー。古典のプレーでも18金を使い、金がとても優雅だけれど、やっぱり浮いていて スポーツのようにせわしない感じもふとする時がある。プレーヤーのテクニカル技術が高いせいか、多くの曲でテンポがどんどん早くなっていったりする。

古典の弦楽4重奏あたりは、楽器同士の”①共鳴”、そしてピッチ、つまるところの”②ハモリ感”が最大の売り。そして、遅めのテンポが 聴きどころ。作曲時、まだ楽器製造の技術が発達していなかったのをそのまま反映したような・・。FLはこの中では木製/銀管くらいしか合わない。


総/または管体14Kは、このように管弦楽用とソロ用の間をとった、しかし中途半端な選択(しかも超高額)な部分がある。私に もしそんなお金があるのなら、ハンドの高純度銀に18金のマウスピースにしたい。(別投稿に木管FLについても別ページにあり。奏しやすさ/プロ向けのソルダードの音(YAMAHA社)と音の良さ(SANKYO社、管理人も過去使用)がどうも相反するようで・・)。

以下、木管FLと弦やリュートとのyoutube合奏例。ただし多分これらはモダンFLではない 機構なしのもの。 http://www.youtube.com/watch?v=Kl6R4Ui9blc&feature=related
木管らしい音(ピッチ難あり) http://www.youtube.com/watch?v=qiAfh1yadm0&feature=relmfu
音質は悪い http://www.youtube.com/watch?v=qiAfh1yadm0&feature=relmfu

オルガン/パイプオルガンなど、オルガンは管(金属パイプ)ベースで、一種の管楽器なので、音質的はFL(木管は不明)と合う。

共鳴ー合奏形態
TPのファンファーレは、ピッチの問題をクリアしていれば やはりディレイ-残響のある楽器だからか、いいプレイが時々ある。でもFLオーケストラは、何度か聞いたことがあるが、全員総銀素材の演奏で、特殊楽器も含んでいてピッチなど音が合っているようでいい曲でも、弦楽器どおしのようなアメージングな音の共鳴はなかった。
TPもフルートも高音楽器で、自分のテンポを持っていない人、速さのコントロールが出来ない人が多い。フルートは特に、長い音符がすくなく走りやすい。ゆっくりした部分がある曲のほうがハモるチャンスはあるし、魅せる要素がある。

やはり今主に普及しているのが ①ディレイ-残響が少ない銀製 ②大手が作っている”平均律さえちょっとしたことで出ない”スケール構造の楽器で演奏している為ハモらない・・のかなと思う。