3月 15, 2012

木管FLについて/アイリッシュなどホイッスル

木製管フルート
良いところ
◎◎ナチュラル・素朴な音色。素材が笛そのもので、単純/素朴。丸い音で、どんな場にもなじむ、”笛”イメージそのもの。また練習したくなる、やみつきな音

◎◎弦楽器との相性が最適。古典派のオケ/弦楽曲にはぴったり合い、ちゃんとハモる。管理人のマウスピースだけ金 の主にジャズでの経験からの推測だけれど、金(特に18k以上?)だと 例えばオケでワーグナーの弦との素朴なpppの出だしなどで どうしても”甘い音”になり、非常に合わないよう。pp位にすると同時に音が自動的に甘くなる。それらしきミスマッチ演奏の録音をフルトベングラーのCD(オペラ関連)で聞いたが、あまりに弦と合わないせいで プレーヤーが下手に聞こえる。木管では弦との合奏が非常に楽しい(チェロだけとなども)。

近所への音量を気にする場合、音が極端に小さくていい。漏れないというほどではないけれど、弱く吹けば(鳴っている楽器でもさらに吹きづらくはなるが)かなり小さくなる。ただし金属管でも反射板上に コルク など、多少の防音(消音)方法などがある。別投稿http://flrepo.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html

高音部がまろやか(サンキョウなど管厚の場合)。金のそれともまた違い高音が突出しない。

◎&×両方 右親指の角度/位置は、金属管(細い)の時とは驚くほど変わる。とりあえずは多分誰でも持ちやすくなる。左手の人差し指の付け根も、沢山吹いても全く圧迫されない。ただ、サンキョウでは 気流が悪いのもあるかもしれないけれど 管が”大柄”な為なのか、緻密なプレイ、速い運指の曲には全く向かなかった。大柄な上にEメカ(標準搭載)の為かもしれないが・・でもヤマハでもやはり気流の抜けの関係かEメカは標準だったかも・・。 機構はなめらかでキーが平均的で、完全に大手メーカーのハンドメイドの作りで、バネも重すぎず軽すぎず完璧に調整したのにもかかわらず。男性で手の大きさが合うから木管はとてもいいという人もいるが、もし金属管でも、管理人は 左手だけアタッチメント(良く売っている管につける半透明のプラスチック)を常にここ数年しているが、たったそれだけでアンブッシャー&ピッチ安定に驚く位 いい。特に 直近に 練習出来なかった際には、それで音が常に大きくはっきり出る。管理人は吹く時の足部管(C,H足)にもよるがどちらか片方だけ付けている。(入門者は片方はNG)
悪いところ
××音量(中~低音域)が非常に小さいので距離の離れた人にはまともな音で届かない生(マイクやアンプ無し)だと、フロア(木/石)張りの20畳前後・オケ/弦楽器などアコステ専用の残響が多いいい(高級な)ホールか、かなり小さい空間までで どう頑張っても限界。管理人は反響音響を確認しながら吹くが、とにかく体力を消耗する。じゅうたん敷きは超NG、低音が悲惨(ロマン派以降は情けない音に)
トラベルソの時代は 音はリコーダー的で小さいが、当時の”本番”は教会のような石構造でアンプされたからOKだったのだろう。
ただ、家の外で聴いていた身内によると 木管で遠鳴りが悪いのは、洋銀製での遠鳴りの悪さとは違うようで、ノイズだけが不快に聴こえるという事がなく、よわよわしいがそれはそれでオルゴールの音量のようでいいと言う。

エレピ(音量コントロールできるので)・フォークギター・チェンバロ程度と共演が限界。ふたをしたグランドピアノより小さい。これ1本もちでは演奏のバイトには無理。

購入時の試奏(しっかり吹いた・・)では分からなかったが、息のロスが、古典を1楽章吹くだけで思ったより大きい。管理人はマウスピースを14金のものに変えてたくさん吹きこんだが、殆ど音量がUp出来なかった。
別投稿”ボランティア等人前プレーには総銀以上” の”ライザー”の項にも多少細かい事があり。http://flrepo.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html 

 × 本体が木管でなくてもマウスピース管だけや、反射板を木製にするだけで 充分木管の音に変わる。(良質で固い木素材による)

管理人は実際、消音目的で取り外し可な カッターで削れる程度の多少固い木の板を丸くカットし、反射板の内側に 練習時に入れ(別投稿”消音”にあり)ているが、それでさえ 実際 木製的な表現力豊かな音になる。


心なしか、強弱が出しやすい(フォルテが簡単に出る!)せいか、フランス物などで木製管FLより 曲想がすぐにイメージできプレイできる。周りからの評判もいいし、興味のなかった曲もちゃんとした曲なら 吹いてみると楽しい。
その自作反射板載せ板(取り出し糸付き)は、ある程度の厚さがある方が木らしい音になる。厚さ8mm程度で、ゴーベール?だったかある芸術っぽい曲で 吹き比べてみたら 表現が段違いに良くなった。しかし音量は木管と同じで 低音がガクンと落ちた。

同じ素材(固めの木)で5mm程度の薄いものも作ってみたが 低音は一般的な木製よりは少しだけ大きくなった。音質は”いかにも木製!”らしさから離れたが、表現力は相変わらず段違いにいい。
やはり14K(+18Kライザー)も金属だから、まろやかな音のようでも吹き比べると”カ-ン””ピー”が主体。なのでできればもっと板を薄くして試したい。
本番でこの方法で 使うなら糸のノイズ(抵抗が出て高音が少し吹きにくい)を 1本にして減らすなどの工夫と 板を密度が固いものにすると色々な曲が吹きやすくなると思う。紐なしで アジャスター棒という方法も、一部ひっかけのある強化させた板にひっかけるなら ありかもしれない。そこまではやらない。
音質との間をとって”低音もそこそこ出る”ということで、広めの空間での弦との合奏などでは本当の木管よりさらに適すると思う。
詳しくは 別投稿”消音について”を。

安いラインナップ 銀座山野 金属管に木製リップ付き仕様(本体)の外国メーカーがあるよう 。11~17万の3機種 http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/flutesalon/0agent_tomasi.jsp
反射板だけ改造例(リペア?)http://ameblo.jp/magnumtrio/entry-11286446864.html
×新品は、有名メーカーのハンドメイド(ソルダード)/総銀並みの価格高
× 意外に一気に飽きる音 倍音成分が少ないため、きらびやかな音ではなく、パーンと発音もできない。色々な雰囲気の表現をしたい人であれば 華やかな表現などの幅が減り、ダイナミクスでの表現が出来ず、後期ロマン派以降の曲などを 演奏するのには全く適さない。ゆったりしたフルートらしい長いフレーズがなにせ良くない。音色が限られ 落ち着きがある音なだけに、”幻想的/幽玄/不気味な落ち着かない表現”は無理。木管では尺八のような 音・響きとして単純な範囲までは可能。
暫くは 古典の曲だけで楽しいが、管理人は1年程で完全に飽きた・・。購入時は「これしかない!」というくらい 木の音を気にいっていた。ちなみに、管理人は 当時 古典をほぼ4,50%、2重奏や弦との木管カルテットもして かなり好んでいた方だけれど 飽きた。民族音楽方面(比較的近代、早いテンポなど)だけでOK!という人には 合う。これは対して問題ではないけれど バロック、古典については、現代の木管製よりさらに低パワーで吹く(リコーダーに近い)設計のトラベルソでないと再現出来ない部分も小さい部分ではあるそう。
管理人は現代の木管(↓サンキョウの項参照)で”リッププレートがある物”を選んだが、トラベルソと同じような、(ピッコロのように)リッププレートなしの形状(サンキョウで注文になるかもしれないが選択可能)でないと 譜面についている ”やたらに多いタンギング”は向かないそう。実際無理。それ以降の(後期?)ロマン派などの曲では そのようなタンギングがついた譜面は見た事がない。
でもトラベルソよりはいいだろう。トラベルソは運指の問題、穴が少ないタイプは特殊な運指で 超難しいだけでなく 音がこもる。ビンテージなら 演奏出来る調が限られ 穴の位置が平均律用でなかったりして 限られた調の中でも 古典派までしか吹けなくなる事もあるかも。
古典の調から転調したり ドビュッシー以降の 幻想的だったりひねった音を使えば 非常にヘンな どうしようもない音になるだろう。

譜面は トラベルソ用に書かれたトラベルソ用でないと実音が1つ下がる。普通のFL向けの曲(トラベルソを書きなおしたものについても)は 自動的に1音上げて、ド記載をレとして出す必要もある。ジャズではメロディーにもコード感があるので ジャズのトランペットやサックスの人は自動的に音を1音上げ、コードも変換して有名な曲なら演奏出来るが、クラシック音楽では 凄く幻想的な音使いなどもあるので、書きなおしが必要だろう。   参考 外部 技術者のサイト http://flutesaloon.com/select/material.html

×弦とよくアンサンブルする人やヒーリング/リラクゼーション・民族系ジャンル以外では、結局無用になりがち。ヒーリングのジャンルではダンギブソンというプロデューサーが木管を採用してヒットしている。
アイリッシュ(転調がほぼないもの、この曲は”Cのイオニアン”とかの世界!)などには 機構は特に求められないので無用。
×管理上 金属管と違いタンポが多少張りつく事があるよう。バネをとても柔らかくはできないそうだが、管理人使用のものでは かなり柔らかく調整されていたが 問題が無かった。吹いたら最後にすぐ拭けば 普通はokらしい。
中年以降(女性は少し遅い)は 唾液が粘度を増す関係で 金属管のほうには影響があるそうだが、それなら管内だけでも水を付けてたまに拭く→空拭き→油 とかを やったほうがいいのかも?しれない。


××× 管理上の割れの問題に気を抜けない。生ものに近く、”乾燥”や”冷えていたら吹く前に必ず手で暖める時間が必要”。 メーカー(素材)に大きく依存(↓下記)するそうだが 音に直結するキーホールが割れたり、修理(大手術)もよくあるそうだし、すぐに修理しないとさらに悪化するそう。割れ防止でオイル塗りが時々必須。しまっておく場所の湿度も注意(暖房/冷房 共にエアコン大凶!)。若い人には、楽器の他にも面白い事が多いと思うので、残念だが管理上(大)失敗の可能性が高く、すすめられない(笑)
×ケースもクラほどではないが大きい。普通の金属管用バッグでもH足管などただでさえ 1辺が長いのに。管理人は床に置いて本を暖房との間にはさんだ形で電車に乗る。本当はさらにかさばるけれどハードケースくらいが安全かも。
×多分どのメーカーのでも 新品はちゃんと”鳴る”まで時間がかかりそう。管理人は 本体を木製に変える前から 同じ金属管マウスピースをほぼメイン使用していたので、唄口のポイントをに慣れたとかではなく、本体の木製管が共鳴するようになった感覚。(管理人のは新品だったので1年かかった)。
X(?) 操作性がサンキョウでは悪かった。下の項参照。ヤマハも??単に 管が太くなると 早い運指が難しくなるのかもしれない。

良く知られたフランス曲などのリンク(金属管がまじっているかも) http://www.boehmflute.com/music.html
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購入時のヤマハとサンキョウ吹き比べ結果。
木管FLは、かなり昔に日本のサク○○社(サンキョウではない)のを試奏した事があり、ステキな音で感動した経験がある。しかし購入しなかったのは 当時 音量が必要だった為と、なにせ特定の音がだけが酷く出なかった(なにかが”詰まってる”レベル)。サンキョウのような仕様上の最高音付近でもなく。社長が近くで音を聞いていたのに言いわけもせず、演奏上ではない理論を自信たっぷりに話し続けていて 不安感を持った。
その事を、当時の管理人の師匠に話したら、「そのメーカーに行く前に 言ってくれれば行くのを止めたのに」と言われた・・。ちゃんと鳴る楽器もあるのかもしれないが、実験的な事をやっているわりには、基本的な発音も出来ないレベルの楽器を 平気で売っている・・。
ヤマハ(試奏のみの感想)は、すべての音(管内の気流)の流れが◎。一番上の音域まで完璧だった。フランスものも普通に吹けるかもしれない。しかし管が薄いせいか、肝心の木管らしさが中途半端。サンキョウ木管では鳴るまで1年かかったのでこちらもそうだろうけれど、鳴ってきたとしても、金属管を持たない人の 1本目としてはお勧めできない。
まだ鳴っていないせいもあるが ぺラペラ感+高音キンキン。色んなサイトによく金属管的な設計と書かれている通りで、ここまで金属管とあまり変わらずだと、割れのリスキー面が目立つ。
遠鳴り(遠くでも低音まで音圧が減らないか)については 未確認。想像だけれど ヤマハは管厚薄なので ”木管としては”比較的良い可能性も。弦とやる場合には、オケ他でサンキョウ木管よりしっかり通るという情報もある。薄管の為(powwel木管も)という情報も幾つか。
ヤマハについては クラリネットでは、近年の木の選別(見立て)が非常に甘く、近年のグラナディラは”必ず”割れるという情報がある。(プロのリペアマンの情報)。使ってはいけない木を製品化しているそう。会社の姿勢的に問題大。FLも??と考えてしまう・・。
金属管と同じソルダード(接着チムニー)の作り。サンキョウよりはソルダードの音がする可能性も高い(サンキョウと違い管理人は 所有していないので不明)。
ガロワが使っていたアベルは、管厚が厚いと聞くし木らしい音もヤマハよりはしている。一部本体にも金属を使用している?というような噂も。マウスピース部分だけではこうならないのでは??
しかし ヤマハは 金属と木を同時に使うと割れが出やすいので製造しなかったと言っていたし、powwel、ヤマハ、サンキョウはジョイントなど ほんの一部にしか使っていない。もしアベルを購入しても 湿気のある日本では木管としてさらにリスキーかも。

 Youtubeを見た限り(ガロワ以外の人ハイアマ?の 女性2人)では、特に音を作らない状態でもつんざく系の高音が出ている。この高音は 管理人所有の厚管のサンキョウとは似ても似つかないし、木管の高音ではない。低音の音量がもし出るならそれでもいいけれど。
もし操作性が金属管並みなら、パーカッシブな古典でない曲にはいいだろう。ただ、他の普通の曲にはちょっとマウスピースを柔らかい金などにしないと、音量バランス含め難しいかもしれない。

サンキョウ (管理人が以前に 1年少々所有) 木管らしい音質はヤマハより段違いに◎。遠くで聴いた場合の音色の差については不明。遠鳴りでは音圧に木管共通の 中低音がかなり小さい問題がある(ヤマハは不明)
削り出しトーンホール構造で、間違いなく丈夫ではありそう。木も相当寝かしているらしく、わずかなら変形しても強いし、変形しなければずっと修理がいらないだろう。ドローンの音なので 好みによるが音が寝る。木管は響かないので 録音すると発音が かなりボソボソして 下手に聞こえる
ただし、(金でない)総銀でもそうだが マイクにノイズの許す範囲でできるだけ近づいて録り、ちょっと響くエフェクトをかけるだけで、驚くような浮遊感のある優雅な音になる参考になるのは ダン・ギブソン(パラボラ付きマイクで小川の流れなどの リラクゼーション分野でヒットCDを出している人)の最初に出しているCDの 笛の音とほぼ同じになる。
発音上の操作性は、一番高い3番目の音域(フルートとして重要!?)でかなりの抵抗というか ストレスがある(スムーズでない)気流上ヤマハにはっきり劣る。フランス物などにはNG(標準のEメカでなくインラインにしたとしても多分同じだろう)。発音に 意外に神経を使っている為なのか、金属管で ほぼノーミスで吹ける曲が、指がまわらず難曲化!しかも練習しても習得しずらいくらいに・・。腱鞘炎までいかないが、なかなか指を酷使しがち。
管理人は”もう歳をとりすぎて指がまわらなくなったのか?”と思ったが、その後 総銀に 買い変えたら 以前のようにいともあっさり戻った。
ついでに言うと、40代前後になったら、本当にグルコサミン/コンドロイチンが あると 関節がカクカクせず違う。

金属管のように 管が細いほうが指がラクという話も聴くが、管理人は気流の悪い1本しか使っていないので 太いせいなのかは不明。キー形状、位置、調整済みだったしバネの動きなど”機構”は 本当に文句なしなのだけれど。(当ページの他の所に書いたが バネは木管の為 微妙に強めだが それは恐らく関係ない)

管理人は新品を1年程使い、約1年で 急に管が鳴るようになったものの この”吹きにくい”点が 長期的には 非常に引っかかって売った。1本持ちだし。トーンホールのアンダーカットとか足りないとか??購入時試奏で 高音の気流が気になるのはわかってはいたが 売る事になるとは・・・。

H足管では 最低音がギズモキーなしでは 角度をかなり変えないと出づらかった。サンキョウの木管HPには、主に海外オケのプレイヤーなどが 5人が使っていると出ているが、一人はpowwel的に機構”金”の特注にしているし、標準はインラインでないし、それらのプロは ノーマルのままでない可能性も。また、彼らが演奏するような ”いい会場”は 特別に長い残響に恵まれているのだろうが、もし 少しでも大きめの”普通の”響きがないスペースで吹くなら、間違いなくひどい音圧不足。
ちなみに、キーのサイズ・リング・リング穴は、ムラマツSR(ハンド)よりほんの気持ち大きい(サンキョウ以外は不明)。管理人が過去使った楽器では最大だった。リングでふさぐ穴だけでいうと、特に、ムラマツの量産(小さい)に比べると、直径でミリ単位くらい明らかに大きいサイズ。クラシック(古典寄り)で、元がトラベルソだった曲の一部がCに転調されたのものなどの 一部の指回りが非常に困難だったり、突発的に最低音付近が出てくる曲では、一部のキーにフタをすしていた。(音程に良くないが管理人には必須)。

マウスピース唄口形状の選択 主にサンキョウについて
最近のこれら量産木管では、オケのプロは 写真など見るかぎり、リッププレート型がないタイプ(木製頭部管のピッコロでよくあるような)を多く好まれているよう。特にダブルタンギングが練習もいらず非常に自然に簡単に出来るという話がある。管理人もピッコロではいちおう経験したけれど・・。
管理人所有の”浮き彫り”では、普通にタンギングすると”ソフトタンギング”とでもいうべき タンギングになってしまう。多分 抵抗の為だが、Youtubeで 明らかなプロの古典の木管の発音を幾つか 見ていると、木管の場合には、そのソフトなタンギングが簡単にに出来ているのが分かる。
ただし、上記にも書いたが、タンギングがやたらに多い古典曲は 元がトラベルソ用。バロックなどで、”円錐形マウスピースで”ふわっと発音する為の曲リッププレートだけを変えても、現代の木管では音量UPのために”吹き込み”をする作りになっている
管理人は木管に変えた当初は、さらにソフトすぎるタンギングになってしまい、曲のテーマなどフォルテ気味の長いスラーの頭などで 大げさなタンギングが必要になり、速い曲で一瞬もたついていた。
ビンテージに詳しい、pipersにもコラムをよく書いているプロのサイトを見たところ、本来の木管(つまりトラベルソだろうけれど)はブワッとしたふくらみのある音自体がフレージングというか表現手段なので、はっきりしたタンギングをせずOKだそう。ビブラートさえいらないと言う。これに関しては、管理人所有の木管でも 実際奏法としてビブラートをかなり減らして曲を吹いてみて、意外に問題がなかったりする。
現代の 明瞭なタンギングは やはり金属管らしさらしい。

細かいセッティング(プレイ上) 主にサンキョウについて
やはりサンキョウ(powwel系?)なので、金属管の同メーカーの物とおなじく マウスピースのマークどおりにすると あごをすごく引く為 多少持ちづらい。低音が重要な曲ではマークどおりの位置からほんのわずかに マウスを内側に(本体を外に)ずらす程度がいい。低音が非常に良く鳴る (鳴りだした木管なら特に)。マークどおりぴったりだと、音によっては 低音側に急に引っ張られるし、1、2曲吹いて水分が少したまると、それより内側にした場合、高音が金属管に比べ 出ずらくなり、まずい状態になりやすい

マークをどうするかに関係なく、特に本番なら1曲終わったらスワブを通すほうがいい。軽く平行方向へ(タンポに入らないよう)振っても、金属管のようには 落ちて流れてくれないような気がするし、水分の音の出への影響が金属管より大きいよう。

低音がそんなに重要でない曲なら、持ちやすいし、マークよりもっと内側にしてもいい。特に音を覚えるような(仕上げでない)練習時なら。
でももし古典やロマン派前期以降で もし超高音(ド)がある曲をやるなら、マークどおりの位置付近でないと 音が非常に出づらい。(それ以前にフランス物などでは まず指が回らないはず。)
(付属の木の)マウスピースを差す際、奥まで差さないと、高音の発音が明らかに困難になる事がある。管理人はアンサンブルで、441か2あたりのピアノとマウスピースを奥まで差してやっているが 管を抜かないでちょうどいいようになっているのはその点からか。
あと、奥までささないと段差のせいか 抵抗があきらかに増し、高音の上の方はEメカがあっても吹きづらくなる。だから標準でEメカ付きなんだろう。
手持ちの別の金属マウスピースにした場合では、差し方でそんなに問題は出ないよう。たまにホールのピアノである443で問題が出なければOKだろう。逆(高めに合わせて抜いておく)は、その出にくい高音を無視しても、音域によりコントロールが難しくなりもっと大問題なので、そこは計算済みだろう。

楽器の癖はどの楽器であれ 取りはらえないが、サンキョウは上手く妥協している。この面では複雑な演奏上の問題点をよく研究しクリアしている

ピッチの特徴(付属マウスピースでない場合も含め)
一番高い(第3音域)ソが高い。ただ、ちょっとかぶせ気味に ソを低めに出しても 続く音が低くなったりしないから 難曲でもなければ問題なしか。2番目の音域のラの♭が低め。・・・など。
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銀座山野 中古木管(わりと多い。大きな楽器店でたまに出るが安いものも。) http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/
中古も入荷が入れば選べる商品がとても多い時も。Eメカなし、C管など、何か1つ我慢すると場合によりいい商品が安価で手に入ったり。
木製管は、FL製造前に十分に乾かしているか、自然に乾かしているかなどが、変形を防ぐよう。なんだか私のサンキョウも、一時どうもはっきりそってるように見えた。大きなニボシように。メーカーにもまだ未知な部分がありそう。木管(新もの)を買って1年ちょっとで、ある時バンド練習中(多少過酷)に急に鳴り(響き)だした。水分を全体に含んだからか?ネットでみると、毎日6時間吹いてても一切割れる問題が起きていないという人もいる。日をあまりあけず慣らしているからか。
割れについては、購入当初がまず凶らしい。店の説明によると 店で乾燥にさらされていた為、最初は毎日ほんのちょっとずつしか吹いてはいけないそう。自分の場合、ちょっと最初からつい吹きすぎ(30分とか1hとか)たんだけど、楽器屋で、店員か試奏者がたまにちゃんと鳴らしてくれていたのかもしれない。”運よく”割れなかったよう。
ビンテージの木なら、もっと危ないものもあるだろう。材質研究なども進んでいなかったし。購入時のビンテージは金製と同じ値段の事も多く、リスクが怖い。

足部管が、購入~最近(1年近く)まで奥までささらなかった。なんとなく仕様だと分かったが、でも1とか2ミリではなかったので、アルミホイルでわずかに削った。少しスムースになる程度だが、訳があるはずで危険なのでそこまでにしておいた。最近、鳴りだしてから(管が膨らんだ?)なんと、一番寒い時期(または乾燥で?)には、たまにきっちり入るようになった。
木の音色にこだわるなら、本体を銀など+マウスピースだけを木、という方法 が、1本持ちの人にはベストだと思う。音量のリスクはやはりあるはずだが、いい部分が大きい。
私は割れると「酷い値段でしか売れなくなる」のが最も問題だと思う。
髪の毛くらいの筋が入っただけで、値段が変わる恐れがある。

木製マウスピース単体。銀座山野(グラナディラ頭部管 上記の山野と同じリンク)http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/
近年人気の為か、グラナディラのマウスピースが6万円台で3本くらいあった。ぱっと見私の持っていたサンキョウっぽかった。ジョイントは金属で通常の金属管と合うようになっていたようなので、是非試奏を薦める。

ビンテージ専門店 木製マウスピースのみ販売 2社感想 http://tic-jpn.com/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=158
山野楽器 リッププレートのみ木(銀ベース)20~25万中古か新もの(今後増産あるのか)か等不明 http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/flutesalon/news.html
別投稿もあり 素材 銀/金/プラチナメッキ/マウスピースだけ金 http://flrepo.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html
powwel HPでも頭部管木製を扱い。

ゴウ(台湾)の木管は吹いたことはないが、映像などを見て見当がつく範囲で書く。
グラナディッテ(発注生産)は木製(木+樹脂)にしては非常に安いし、木っぽい音がして面白いが、やっぱりyoutubeで聞くと 高音が、洋銀/銀ほどではないが木よりかなりするどい。ただ、これに金のマウスピースをつけられたら、何かマイルドで新しい音になるかも。
持ったことはないが、いかにも”焼き物的”な音がしていて、置いている時に服などにひっかけたり ちょっとぶつけたり落としたら へこむどころではなくて 割れるんでは?
こちらは樹脂だけ製に比べ重量が重そうなイメージ。まだ発売開始から長期使用した人がいないので、もし状態が5年たってもちゃんとしているか、または機構の交換が程ほどの価格でできるのなら、値段に対して◎だろう。
グラナディッテでない樹脂のゴウについては、低音が非常に出にくくクオリティーとしてNGという話もある。いちいち修理しなくてもいいように そのうち改良されるだろう。
別投稿。木管FLらしいyoutubeプレイのリンク。http://flrepo.blogspot.jp/2012/03/fl_15.html
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また、モダン フルートにはある機構が付いていない”フラウト トラヴェルソ/フルート トラベルソ”がある。バロックなどだけに使う、機構のない安いものについても。モダンFLよりさらに リコーダーのような木管らしいいい音がする。AULOS トラヴェルソがネット売価2.5~4万円など、価格安のものも。
プラ管でもいい音http://blog.livedoor.jp/tafelmusik/archives/cat_98337.html
木製 木製でも恐らく高いものの例http://www.kkdac.co.jp/home/shop/part/flute/vintagefl/trarico.htm
バロックピッチ(415Hz)とモダンピッチがある。(モダンを選ぶ場合は440でなく441か442があればその方がいいかも。)

バロックピッチ(ド⇒ピアノのシ♭など)の場合

ネットの情報しかないが、特に高音域がまるく、トラベルソらしい音だそう
バロックピッチならトラベルソ専用の譜面(というのがあるのなら)をそのまま使える。
そして、なにせ古いので、トラベルソ楽譜は再販されていないもの(古い版)は、間違いなく著作権フリー(パブリックドメイン)になっていて、ネットから無料ダウンロード出来るはず。昔のものは汚い手書きでないといいけれど。
(トラベルソ(B♭)専用の曲集譜面などを購入する場合は、銀座など最大級の楽器店やFL専門(ムラマツなど)の楽譜コーナーに 置いてあるかどうかだろう・・。ネットで下調べしておいたほうがいいだろう。
推論ですが、多くの良いトラベルソ曲は、モダンFLで吹けるように、現在のC調(ドがピアノのド)に移調し書き換えられていると思う。それを買って移調すれば早い。(タイトル)にトラベルソとあるものなら音域など問題無く吹けるだろう。オリジナルに戻るわけだから。
♪譜面購入時、実際はC調楽器用に移調済みなのに”トラベルソ用”タイトルのままの曲がかなりあるので注意。伴奏譜のトラベルソパートと トラベルソ譜面の音が 音がちゃんと異なっているか 見比べる事。 (伴奏譜側は現代のC調のはず。) 店員の間違いにも注意。
C調(ドがピアノのド)の譜面も吹く場合には、1人で吹くか、同じモダンの人と2重奏だけなら、譜面どおりに吹くと音が1つ下がろうが気にするほどではないだろう。なれてきたら、C調譜面のまま、奏者が吹く時に1音上げて吹く方法を推奨する。ジャズのジャンルではBフラ楽器奏者がよくやる事。(非常に複雑な音使いでなければ) ただ伴奏者がいる時には 伴奏譜の移調が必要になる。
以上、バロックの雰囲気が簡単に出るし、キーボードでハープシコードなどが再現出来るようになり、ロマン派より うるさくないジャンルとして、ストレスの多い今の時代に戻って来つつある。
モダンピッチ(トラベルソというより単なる横吹きリコーダー)
つまり楽器のドがピアノのドと同じ なら、一般的な、たとえばジブリやディズニー曲なども、曲をそのピッチで下がらずに吹けるし合奏できる。ただし機構がないので♯や♭が少なく音域の少ない音域が少ない曲なら。モダン フルートのクラシック曲は 吹けない曲が多い。
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どちらのピッチでも、平均律の現代の楽器なら♯と♭が少ないものなら今の曲でも吹けるし、バロックピッチなら転調して合奏も出来る。プラ管ならほぼ間違いない。

本当のところ、トラベルソのもう一つの良さは 平均律ではなく、純正律にあると思う。なので ジャンルとして極めたいなら、モダンピッチでない、純正律に近い調律のビンテージ(?)などもありだろう。どのみち、機構がないので ラクに吹ける調は限られているし。ただ、もしポピュラーな曲を ちょっとでも吹くなら 移調する(伴奏者/合奏者も)しないと、合奏の際 ひどいピッチや不興和音の音が発生しやすいので覚悟しよう。
普通は バッハ、モーツアルトやベートーベンだけでなく ドビュッシーやサティーなども好きな人が 多いと思う。それなら管理人のお勧めは、やはり平均律の楽器を買い、ハモれる(純正律に近く)よう、耳を鍛えて良く吹く(アンブッシャー/息量でピッチを補正する)事だと思う。
別投稿 純正律の楽器で 平均律(ドビュッシー時代以降)の曲は吹けない事についてhttp://violinrensyu.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html

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6穴 民族楽器的/完全にある調限定/ポケットに入る 注意!普通の多くの曲は音階の数が不足する(ドレミの音階がちゃんと7つない)。また、純正律で作られている場合、特定の調以外の調のスケール(音階)の音程に問題があり 変なピッチの音になり演奏できない。(他の純正の楽器の問題と同じ)。
”フィドル”という、民族のダンス/野外パーティー音楽で使う、機構がないタイプの楽器として多くあるよう。
別投稿 楽しいフィドル ユーチューブリンク http://flrepo.blogspot.jp/2012/03/blog-post_17.html
アイリッシュティン(ブリキ)ホイッスル1000円前後 http://www.glenfinan.com/fue/index.html
フィドルの笛と同じような木管FL http://gakki.temiruya.com/archives/2000/14104/
szbeホイッスル 1万円前後の商品が多数。改良されたつくりのホイッスルはやはり音がなめらか。逆に粗さがいいものも。ウィローという、倍音(強く吹く)と底の穴のふさぎ加減で音を変える笛もあり。ホイッスルのBass G \33,000-、アンプ必須でしょうが良さげ。 http://szbe.net/index_j.htm 
6穴でないものもあるが、平均律ではないかも(普通の曲では音程が変になるかも) バグパイプみたいのも売っている。
これらは穴も少なかったり(出る音が民族音階だけだたり)する。当然 使う調も限られていて、フィドルをヴァイオリンでやる場合は その調だけに最適な独自の調律を使ったりする。
Youtubeではフィドルとしてはヴァイオリンの投稿が笛より多い。民族的といっても古臭くなく、単純に楽しい 酒と踊りの盛り上げ音楽だ。驚くほどフィドルの動画プレーの投稿があり、少人数で楽しんでいるものだけでなく、相当大きなステージで舞台演出までされたものもあり、エキサイティングなショー要素が多分にある。
もう少しポピュラーなカントリーミュージックも、中年以上だけでなく若者のグループや若者のファンが万といて、MTVに出たりと、音楽ビジネスとして市場がある程度ある。日本の民謡とは 全く違う。
これらのYoutubeのフィドル演奏は、いずれも このサイトの右にリンクがあるが、当サイト”フィドル ロード オブ ザ リングのような笛”の投稿、別サイト ヴァイオリン練習記の Youtubeリンクへ。